第6章 moron
「そろそろ、ホテル行こうか」
みんなでディズ◯ーランドを遊び尽くした後、
零ちゃんが予約してくれてたホテルに向かった。
すごい綺麗だけど高そうだなあ…
さすがに部屋は男女別々。
お風呂も全部済ませた後、
中々眠れなくて外の風を浴びようと部屋を出た。
「あれ、天⁇」
外に出ると、天が先にベンチに座って空を見上げていた。
「どうしたの⁇あすか。眠れないの⁇」
「うん笑。天も⁇」
と聞くとまあね、と答えて隣を開けてくれた。
その後は、しばらく沈黙が続いた。
先に沈黙を破ったのは、天だった。
「…この前はごめん。」
何のことを言っているのか、それはすぐに分かった。
…キスのことだよね。