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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第61章 【微エロ】【おそ松ルート】松野おそ松はしつこい


<主人公side>

 また険悪なムードになってしまった。
 二人でコンビニでくっついたままご飯を買って家に帰ったまではいいものの、おそ松は部屋に入るなり拗ねて私に背中を向けたままだ。

 離れられないって不便なんだな、さっきはくっついていられる事が嬉しいって思ってたのに。

「なぁ………なんでさっき嘘ついたんだよ」

 背後から怒ってるような声が聞こえる。

「え? 嘘って……トト子の時の事?」

「それ以外に何かあんの!?」

 だってそれはさっき……おそ松の方から先に手を離したじゃん。
 これ言ってもいいのかな? 大丈夫かな?

「……トト子に見られたくなかったんじゃないの? あと、私達の関係知られたくなかったんじゃ……」

「はぁ?!!」

「だってアンタ達みんなトト子の事大好きだし、私とは雲梯の差、月とすっぽんどころではないくらいに可愛いでしょ? 私なんかが彼女ってバレたくなかったんじゃないの」

 あ、すっぽんにも失礼かもな。
 まぁいいか、真剣な場だしちゃんとしよう。 

「…………」

 おそ松は黙って私の話を聞いている。
 お互い後ろ向きになっているから、顔は確認できない。

 けど、逆に私はこの体勢が有難かった。
 見えないからこそ言える本音をなんとか口から出してみる。

「……あの日、おそ松が私の事を好きって言ってくれた事はちゃんと覚えてるし、凄く嬉しかった! でもね」

「…………」

「一緒にいる時間が増えれば増える程、こ、怖いくらいおそ松の事が好きになっていっててどうしたものかと……自分でも自分が気持ち悪いって思うよ? ウザいってわかってる!おそ松も絶対そう思━━━━━━っぎゃあああぁっ」

 いきなり重力が発生して、グイーンっと抵抗出来ずに引っ張られる。
 何事かと振り向くと、一瞬私から離れて距離をとったらしいおそ松が私に向かって両手を広げて下を向いていた。

 そのまま磁石のようにくっついて、おそ松が私を抱きしめる。
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