第58章 【R18】【チョロ松ルート】その後

「嬉しいんだ？　安心したぁ…。　へへへ、だったら私もチョロ松が童貞で良かったって思うよ！　誰とも比べられないし私だけのチョロ松になるんだから」

「あのさぁ、何でそう可愛い事ばっか言ってくんのかな！　お前…しかもどう聞いてもその発言って男女逆なんじゃないの？」

　呆れた顔のまま、今度こそとゴムをしっかりと装着させる。
　喋りながらのチョロ松の声が顔に近づくと耳元で喋られた。

「～っ…！」

　弱点の位置で喋られるこそばゆさにブルっと震えてしまう。
　戻ってきた相手の温もりを肌に感じ抱きしめ合うとじっくり唇を味わうようなキスをされ、舌を出せばそれを吸われて必死に動かす。

「…ん…んん…っ」

「…ん…ん…ナス子、大事にするから」

「…んっ…っは、理性ふっ飛ぶとドＳになる癖に…っ」

「ふっ…理性ふっ飛ばなくても実はああいう事したいとは思ってるんだよね…」

「…！？…んんっ」

　途端のカミングアウトにびっくりするも、その反論はチョロ松の口と秘部に伸びた手に阻まれ、愛撫に酔いしれてしまう。

「…んぁ！…んっ…はっ……あっ、あっ」

「僕の趣味知ってるんだから、僕の性癖くらい理解してるハズでしょ？　フフ…」

「～～～変態！！」

「お前の趣味だって変態なようなもんだろ」

「あっ…っ…い、言わない…で、よ……んっ」

　唇を首筋に当てチュっと音を立てながら鎖骨にもキスをされもどかしい。
　胸までいくとまたも吸い付かれ更に身体が熱くなり、内ももの奥がジンジンしてきた。

「さぁ、ここからどうして欲しい？」

「…………別にっ！なにも！！」

　最早チョロ松が立てていた初めての童貞卒業とはかけ離れている展開ではあるが、生意気な言葉がなんともナス子らしい。
　クスリと笑ってしまいながらも足の間に移動し、両足を広げる。

「…………っ」

「怖い？　ナス子？」

「チョロ松だって…一緒、でしょ…？」

「…う、うん……でも、頑張るからお前も一緒に…」

「ふふっ、うん…一緒に、卒業しよう？」