第7章 ラーメン食べよう〜六つ子と私
「は?」
「あ、あああああぁ、お腹いっぱいだなぁー!!! 皆も遅い時間だし帰った方がいいんじゃないかなぁ?!」
私は一松が暴れる前にすかさず場の空気を変えた。
余計な事を言うなとカラ松に視線を向けたが、何を勘違いしたのかウィンクで返された。
いや、なに、なんのウィンク?
こんな時間から私のアバラ狙いに来てるんじゃないでしょうね?
「私も帰ってお風呂入らなきゃだしまた今度皆で遊ぼー・・・ふわぁ、言ったら眠くなってきた」
「ていうか僕らも寧ろ寝ようとしてて、おそ松兄さんがしつこいからラーメン食べに来たんだった」
「あ、そういえばそうだった」
トド松とチョロ松も立ち上がる、やっと六つ子も帰るモードかな?
「じゃぁ、皆またねー!!おやすみっ」
「事故すんなよー!」
最後だけやっとまともに私に手を振ってくれるおそ松。
私は6人に手を振って外に出た。
外、寒ーーーーっ!!!!!
折角中であったまったのにまた体冷えちゃうよ、早く家に帰ってシャワー浴びないと。
風呂も浸かりたいけど今日はシャワーでいいか・・・。
そして家についた後、制服を脱いだ時に気づいた。
「あ、パーカー忘れた」
最近もの忘れの激しい私である。
寒かった訳だ。