第58章 【R18】【チョロ松ルート】その後
チョロ松とナス子が付き合ってしまった今、勿論チョロ松には何かしらの処罰は5人から受けたのだが…。
ナス子が選んだ人物を無理やり引き離す事は出来ない。
幼馴染だからこそ、ナス子が大事であり、しかも相手がチョロ松ならいつでも隙が出来るのではと言うクズな期待すら抱いている。
ちなみに、チョロ松に関しては大事だとか言う感情なんて1ミリたりとも感じてはいない。
「はぁ、仕方ないよおそ松兄さん…だって相手はシコ松兄さんだよ? どうせアホなプライドやライジングが邪魔して手を出したくても出せないんでしょ、チョロ松兄さんは奥手だし」
「愛するレディと心が通じあったのならすぐ俺のモノにしたい、と思うのが普通だろうに…、大事にしてるんだなチョロまぁ~つ、フ…立派だぜ」
「うるっさいなぁ、お前ら! トド松もカラ松もっ、僕らの事は放っておいてくれないかな? 別に手を出せないとかじゃないからっ、ちゃんとした順序踏んでるだけだからね?!」
放っておけと言っても5人の兄弟達はチョロ松を弄る事をやめようとはしない。
応援しているように見えて応援など全くしていないのだから当然である。
「あぁ~でもさぁ、ナス子はセッ×スの時どんな感じになんのかなぁ~…あ゛ーー気になるっ! ちょっとだけ貸してよチョロ松ぅ!!」
「はぁ?!! お前何言ってくれてんだっ、貰うとか貸すとかアイツを物扱いすんのはやめろって!」
「フ~ン…シコまぁつ、お前の態度は立派だがナス子も大人のレディ、既に童貞など捨てて他に行ってしまうかもしれないぜぇ?」
「あ、いい事思いついた! ぼく達同じ顔なんだしさ~、チョロ松兄さんだと思ってセッ×スさせて下さい! って頼んだらナス子姉もさせてくれるんじゃない?なんてね♪ ふふっ」
冗談めいた顔でトド松が言うもそれをチョロ松が睨む。
「あのさ、あんまり放置してると……俺だって手段は選ばないよ? チョロ松…」
「ナニナニー? セクロスの話ぃ? ボクも混ぜてー!!」
兄弟達の次々の言葉に腹を立て、トド松だけでなく全員を本気で睨みにかかるが、実際手を出せないチョロ松は震えた拳を握ると鼻息を荒くしてその場に座る。