第57章 【R18】【おそ松ルート】その後

　
　事後の気だるさの中、二人は布団の上で横になりながらお互いの体に身を寄せていた。

「……いやぁ……スゴかった……なにがスゴいって……なんかもう……宇宙？　宇宙的な…？　とにかくもうなんて言うか…めくるめく感じにスゴイって言うか…」

「………それツッコんだほうがいい……？」

「いや、いいよ別に……てか突っ込んだのは俺のほうだし？」

　おそ松の発言に、布団の中で太ももを思いきりつねってやる。

「イタイイタイイタイ！！」

「バカなことばっかり言ってるからでしょっ……」

　それでも、そんなバカとついに一線を越えてしまい、思い出すと恥ずかしさで死にそうになる。

「本当のことだろぉ？　…ったく…あ～～なるほど、照れてんのか！　なっははははは～！」

「殺したいっ……！」

　歯をギリギリとさせナス子が鬼の形相でおそ松を睨みつけるが、そんなことは意にも介さず、本当に嬉しそうな笑顔で笑うおそ松の表情に毒気を抜かれてしまう。

「なぁナス子！」

「ぅぐっ……な、なに」

「もっかいしようぜ！！」

「はぁ？！　や、ヤダよ！！」

「はぁ？！　なんで？！　気持ちよかっただろ？！　あんあん喘いでぶっ飛んでたじゃんっ！　メッチャ可愛かったケド。　なんでヤなの！！？」

「黙れおそ松……！　喋るなおそ松……！　口を閉じろおそ松ぅぅぅ……！！」

　おそ松の頬を思い切りつねってやるが、その口は閉じることを知らず不満そうな表情でぶーぶーと文句が止まらない。