第54章 【R18】【カラ松ルート】その後
「ナス子・・・・・・」
「ん? ダメだよ」
「・・・・・・・・・・・・・・すまん! トイレ行って来る・・・・・・!!」
怒涛の勢いで立ち上がり、全裸のまま股間を押さえながらトイレに走って行ったカラ松に、申し訳ないと思わないではないが無理なものは無理、と、自分も布団から出て着替えを取り出し服を着込む。
髪の毛が生乾きのままで気持ちが悪かったが、さすがに今トイレに近い脱衣所でドライヤーを使うのはカラ松に申し訳ない気がしたので、静かにタオルだけを取りに行き、よく拭いて枕にはバスタオルを巻いて横になった。
横に一人分のスペースを開け、頭まで布団を被る。
「・・・・・・・私だって、覚悟したんだぞー・・・」
そう呟いて、突如襲ってきた眠気に逆らえず瞼を閉じる。
カラ松が戻ってきた頃には、ナス子は完全に夢の中の住人となっており、ガッカリしたカラ松だったが、幸せそうに眠る恋人の姿をしばらく堪能すると、自分も同じ布団で眠りについたのだった。