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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第53章 【微エロ・逆ハールート】欲張り



「そう~、6人・・・あいつがあいつで・・・あいつらはあいつら・・・同じ顔が六つ揃ってるんだから一人選べれば楽なのにぃ~」

「無理だろうなぁ、あいつら同じクズでニートで童貞で救いようがないくらい馬鹿な連中だからよぉ・・・ただ、もし選ぶなら姉さんはどうするんだ?」

「え~、えらぶ・・・ぅ?」

 言われた言葉に首を傾げて会いたくて仕方ない六つ子の事を考えた。

「おそ松」

「え━━━━━━━!? あんなギャンブル好きでどうしようもねぇクソ馬鹿なおそ松ぅ?! 姉さん目ぇどうかしてるんじゃねぇか?!」

 酒の影響でジトリとした目でまたナス子は言葉を続ける。

「カラ松」

「いやっいやいやいや、アイツはねえだろ! 存在全てがイタイ、頭の中身は空っぽの言ってる事が意味不明なアイツだぞ?! それも目ぇ腐ってるって!」

「チョロ松」

「だ━━━っ! 目を! 覚ませーっ、アイツもカラ松に同じで頭ン中は空っぽで、考えてる事と言ったら変なプライドばっかりが邪魔して結局情けない結果にいつも終わる自意識の強いだけのライジング野郎だぜ?!」

「一松」

「猫か?! 猫が好きだからなのか?! ・・・あんな人類全てが敵みたいな闇のオーラを放つヤツのどこがいいってんだよ、アイツは毒入りだぞ?!寧ろアイツに掴まったら逃げる事すら適わねぇんじゃねーのか!?」

「十四松」

「いっちばんヤバイやつキター!! それだけはやめておいた方がいいぜ姉さん、あの手のジャンルはハマるといっちばんやばい! 姉さんもすぐ同じようにハイになってドラックキめたような感じになっちまうよっ」

「トド松」

「いや、あざといだけで何も可愛くねぇし、心の中はスッカスカのドライモンスターだろ? いくら好きになっても愛情が返ってくるのかもわからねぇような冷酷人間だぜあいつはよー!」

「うぐぐぐ~~っう~~~~、チビ太の言う通りだけど、皆好きなんだよぉ、愛しいんだよぉ・・・会いたいよぉ・・・」

 両手を顔に当てると、グシグシと鼻水といつの間にか流れ出ていた涙をナス子は必死に擦ると顔が一気に赤く腫れる。
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