第44章 私が気持ちよくなる薬を六つ子に飲ませました 六つ子と私
「・・・は?はあああああぁああ?!一番ヤバイ事喋ってたの俺なんだけど・・・?!ああああああ・・・ヤバイ、死のう、もう死ぬしかない・・・」
「兄さん落ち着いて!!一松兄さんが姉さんの事大好きってのは伝わってるよきっと!」
「だから死にたいって言ってるんじゃないの?十四松兄さん?ていうかカラ松兄さんも言ってたけど、ぼくらも飲んだって事でここまで勘違いして喋り続けてたってのは凄いよね・・・だからぼく途中から薬に逆らえた、のかな?いやいやっ、それでもあの時はもうとっくに30分以上経ってたし・・・!」
6人、やっちまった感満載だが・・・思いのたけをぶつけられて若干最近のモヤモヤが多少なりとも軽くなっている事に気づく。
しかし、先ほどのナス子の表情を思い返すと、6人が6人無言になる。
「なぁ~・・・バレ、たかな?どう思うチョロ松ぅ~」
「さぁ、どうだろうね?アイツ鈍いしそこまでは気づかないんじゃない?」
「男としてはレディに気づかれるより先に愛を伝えたいものだが・・・」
「ボクはいつも姉さんに大好きって言ってるよー!!」
「いいよねぇ、十四松兄さんは純粋で単純でぇ・・・ぼくなんて皆よりも自覚するのいっちばん遅かったのに・・・もしバレてたら恥ずかしいんだけど!」
それぞれが先ほど言った言葉や行動を思い出し顔を赤くしたり青くしたりと忙しい。
「・・・・・・よし!決めた!!」
「なぁに、おそ松兄さん?何を決めたっていうの?」
「俺、今度会ったらナス子に告る!!!」
「「「「「は━━━━━━━━━━?!」」」」」
思いもよらぬおそ松の言葉に全員がおそ松を見る。
一方おそ松は笑って鼻の下を擦った。
「だってさ~、もうバレたかもしれないなら、隠さなくてもよくなぁい?」
「そ、それはそうだがしかし・・・おそ松、まだ確定した訳じゃ・・・」
「だって俺、ナス子とセッ×スしたいし」
「「「「「あ~・・・」」」」」
そして全員が全員おそ松の言葉に納得するのであった。
果たして他の5人はどうするのかは謎のままである。