• テキストサイズ

【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第30章 【微エロ*番外編】危険な香りの温泉旅行 売店にて弟松と


 
 自分のペースを取り戻そうとナス子が密かに深呼吸をしていると、次の瞬間信じられない言葉をかけられ、またもペースを乱される。

「今日の夜にでもさ・・・ぜひ実行してみてよ。なんなら俺達の前で・・・いつもと違って興奮できるかもよ・・・」

「えぇ?一松兄さんそれ言っちゃう?!僕はさすがに無理かな~・・・あ、でも兄さん達が皆見てるって言うなら、ぼくだって頑張らないことはないけどねっ?」

 この子達は一体何を言っているんだろう・・・?

 とてもとても、とても嫌な予感しかしないが、これが怖いもの見たさ、いや、聞きたさとでも言うのか、ナス子は恐る恐る目の前の二人の顔を見て声を絞り出す。

「・・・・・・・なに、を・・・?」

 身体を縮こまらせ、戦々恐々と言った様子で自分達を見上げてくるナス子に、二人はチラリと視線を交わし、だがすぐにこちらに視線を戻すと、同時にニヤリと目を細め口端を上げる。
 その表情に、ナス子はヒュっと息を飲む。

 嫌な予感は頂点に達し、思わずくるりと踵を返し立ち去ろうとしたが、当然それが許されるはずはなく、後ろからガシリと右腕をトド松に、左肩を一松に掴まれる。

 左右それぞれの耳元で、一松、トド松両者同時に囁きかけられ、背筋がゾワっと総毛立った。

「「働く女の秘密のオナ×ー」」

「・・・・・・っ」

 一松に首筋を、トド松に掌を指先でなぞられ、硬直する。
 何か言わなければ。
 何か言って、この度のすぎた悪ふざけを今すぐ止めさせなければ・・・
 そう思っているが、身体も口も言うことを聞いてくれない。

「ア、アンタたちっ・・・・・・!」
/ 2205ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp