• テキストサイズ

【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第108章 最終回【逆ハー】ネヴァーエンディングストーリー



「あ!これ!さっきポッケの中確認したら見当たらなくて探しに行こうとしてたんだよ!トド松が拾ってくれてたんだね!ありがと!」

「という事は、そのお守りは心ちゃんに渡す物ということか」

「そうそう。安産祈願で有名な神社に行ってきたんだよ~!」

 ヘラヘラと笑うナス子に一安心、と出来る訳もなく矢継ぎ早にナス子に質問をぶつけていくまだ脳が追い付かない六つ子達。

「はぁ、ダイエットしてたけどこんなに好物出されたらお腹減っちゃった。夕食も残しちゃったし!」

 脳で何があったか処理中の六つ子達を余所にナス子はお菓子を手にとり食べ始める。
 心身ともにホっとした彼らは力が抜けて、床に這いつくばってもおかしくはなかった。

「気にしないようにしてたけどさ、そこまでおかしいと気になるんだけど!どうしたの一体」

 お菓子を口に頬張りながら指をさして、あまりいい行為ではないものの、説教魔人のチョロ松や突っ込み担当のトド松も突っ込んではこない。
 
 それよりも、ナス子に背を向けている6人は手と手を取り合って喜びあって泣いている。
 
「良かった、本当に良かったあああ」

「は?!アンタ達なにを泣いて……もぐ……」

 質問に返答が返ってくると思いきや、このザマだ。
 訝し気に見てしまうし、早く真相を知りたいと思ってしまう。

 急いで口の中に残るものを飲み込んで、六人の輪を割って入って行くと、チョロ松がハっとした表情に変わる。

「ダメ!!待って……まだ一つ問題が残ってる」

 輪に加わったばかりで何を話してるか、どんな内容なのかはわからないがそんな事を言われてナス子も一緒にいた五人も首を傾げた。
/ 2205ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp