第108章 最終回【逆ハー】ネヴァーエンディングストーリー
「あー、どうしよう!まだ甘えていたいっ、勝手にご飯が出てきて勝手に洗濯されてる日々を過ごしたい!!夜はナス子に甘えたーーーーーい!SEXがしたいっ」
「……言ってる事はわかるけど最低だなお前」
「とか言うチョロ松兄さんだって本当は同じ事思ってるんでしょう?」
じたばた暴れ喚くおそ松を見下しながらそういうチョロ松もなんだかんだおそ松と同意見である。
だがこのライジングキャラだ、そんな事素直に出来る訳もなく言える訳でもない。
「は?!そ、そんな事ないから、もしそうだったとしても僕はちゃんと父親としての自覚を持ってナス子と子供に接するし、ゆくゆくは就職だってして一軒家も建てて」
「はいはい、出ましたクールライジングー」
「クール童貞は卒業出来てもライジングは卒業出来ないよねぇ」
二十数年の付き合いだ、チョロ松の考えている事などお見通しとばかりに兄弟達は呆れ目でチョロ松を見返す。
おそ松とトド松にもそれを見透かされ、身振り手振りと焦った表情を浮かべている。
「………またバイト、する?」
「子供の為だもんねぇ」
一松と十四松が二人で会話をしていると、ふとトド松はある事に気付く。
「ねぇ、ぼく達の子供……ってどういう事だろう」
「「「「「……?」」」」」
そう言われて各々の動きが止まり、上にはクエスチョンマークが大きく出ている。
「パニックになっちゃってそれどころじゃなかったけど、全員の子供ってのはありえないでしょ。出来るなら誰か一人の子供だよね?」
「「「「「━━━━━━━━━━!!!」」」」」
そこから議題は誰が父親かと逸れて行く。
「ちゃんとゴムしてなかったの誰?!」
クズな考えを持つ六つ子はやはり考えもry。
本人もその場にいない事で、収拾がつかない死闘が繰り広げられた。
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