第107章 【アンケート感謝:チョロ松ルート】彼と私のXXX
「おそ松、なんか文句言っちゃったけどありがとう」
一応、どうしようもない流れから救ってくれたのには感謝してるしつまらなそうな背中に声をかける。
するとおそ松が振り向いてビミョーな顔をする。
「は~~、なんかチョロ松の体で言われてもなぁ~残念残念」
「残念は元の姿の時でも言ってくるでしょうが」
「俺としても早く戻ってもらわなきゃ困るんだよねぇ、ま!頑張れよ」
「俺として……?私何か迷惑かけたっけ?」
小首を傾げておそ松の顔を覗き混むと、これまた嫌そうな顔をして距離をとられる。
チョロ松、おそ松に嫌われてる訳じゃないだろうになんでだろう。
「おいクソ長男、これ以上はダメだからな」
「おっと」
後ろに手を引っ張られ、私は私に後ろから抱き締められる。
大方また何か焼きもちでも焼いたのだろう。
「チョロ松ったら、おそ松相手に気にする事ないのに」
パタリと玄関の扉が締まりおそ松が帰って行った。
私は向きを直してチョロ松の体で自分を抱き締める。
私ってこんな小さかったのか……ぐぬぬ。
「はぁ、お前の危機感のなさって本当どうにかならないの……コッチの身にもなって欲しいものだよ」
「って言われましてもねー、相手おそ松だし」
「だからこそ気を付けろ!って言ってんだよ」
もう、ほんと焼きもち焼きだよねチョロ松って。
……まぁ、そんなチョロ松も嫌いじゃないんだけど可愛いし。
続