第107章 【アンケート感謝:チョロ松ルート】彼と私のXXX
「ねぇ、とりあえず何か食べない? お腹空いちゃったよ……」
「あー、そうだね……腹が減ってはなんとやらって言うし」
「あ、でもその前に私シャワー浴びたいな。汗かいて気持ち悪いし」
「は!?」
「え、なに?シャワー浴びちゃ駄目なの?」
「いやいやいや、今お前は僕の身体なんだよ? その状態でなんか自分の裸を見られるのってスッゲー嫌なんだけどっ!」
言われてハッとした。
そうだった、私は今チョロ松の身体になっているんだった。
さっきまでその為に色々試していたはずなのに、意識がシャワーに向いたらコロッと忘れてしまっていた。
「お前の脳みそスポンジで出来てんの?」
「う、うるっさいな! っていうか、そんなこと言われてもどうしろって言うの?! 汗臭いままでいろってこと!?」
「シャワーなんて1日くらい我慢出来るだろ?」
「そりゃ、出来ないことはないけどぉ……でもやっぱ気持ち悪い……」
ん?ちょっと待ってよ?
シャワーが駄目ってことはつまり……
「ねぇ」
「なんだよ」
「トイレはどうするの」
「……あ」
そう。そうだ。
こちらに比べればシャワーなんて可愛いもんに思えてくる。
だけど、シャワーと違ってこちらは生理的な現象なものだから、我慢がきくとかきかないとかの問題ではない。
でも、それと気持ちの問題は別の問題なわけで、私の身体でチョロ松に用を足されるとか、想像しただけで相当恥ずかしいというか、なにこの感情……この感情をうまく言葉にあらわすのって難しいんですけど!?
「嫌だからね!私の身体でトイレ行かないでよ!? 絶対やめて!」
「は、はぁ?あのさ、そりゃ僕だってすすんで行こうとは思ってないけど生理現象ばっかりは仕方ないだろ? それに、お前だって僕の身体でトイレ行かなきゃなんないんだよ?」
「………」
そう言われて、なんとなく視線はチョロ松のチョロ松にいってしまう。
見たことはある。
何度もあるけど、それはその、布団の中とか、一緒にお風呂入る時とかの話で……その、トイレでアレからアレを出す行為とかはもちろん見たことないし、っていうかあったら変態だし、むしろどうやって用を足したらいいのか今のところ想像はなんとなくつくけどなんとなくしかつかない。