第105章 【微エロ】【逆ハールート】なんでもない日常
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寝る準備が終わり、ナス子は休みと言う事で今日は恋人達と一緒に寝る事がルールである。
本人もそれはそれで楽しみではあったので気には留めない。
しかし……
まだアレが続いているのだ。
「はい、ナス子。カード引いて?」
「うげ、皆よく飽きないよねぇ。しかもカード引いて前回と同じ人の隣になると文句言う癖にさぁ」
「だって、こういう博打みたいのって楽しいじゃん!! 今日こそ俺を選べよ~」
「ナス子、俺のカードを引くんだ!! 俺のカードはわかっているだろう?」
「わかる訳ないし!」
「姉さん、今日も隣で寝れるといいねぇ!」
「誰が誰でも同じザンスっ」
ついつい誰かさんの言葉が浮かび口走ってしまうが、それよりもカードに夢中の六つ子は突っ込む気配はない。
「僕は別にナス子の隣じゃなくてもいいけどさ、僕は寝相いい方だから安心して寝れるんじゃないの?」
本当は隣で寝たいと顔に書いてあるチョロ松。
彼は変わらずライジングツンデレの部類だろう。
「……俺の隣ならミケ子もついてくるよ。最近枕元にくるし」
「捨てがたい、てかさー。何で私よりも最近一松にばっかりべったりなの? お姉ちゃん焼きもち妬いちゃうんだけどっ」
ぷくっと頬を膨らませながら適当に選ぶことなくパッパと2枚のカードを選ぶ。