第104章 【逆ハー:卒業ルート】王道パターン、発動パートⅡ
「姉さん、今日は仕事だし……ダメだよねぇ。ん~セックスしたいなぁ」
「って事は十四松兄さんも暫くしてないって事?」
「うん、シてなーい!! セックスしたぁい!!」
「そっかぁ、その辺はぼくも同意。本当は最後までしたいけど触るだけでもいいからナス子姉を虐めたいよねぇ」
会話が会話だ、ナス子はいつもの事だと心に止めるが全員の会話を聞いて恥ずかしさで血が上って汗が一筋流れる。
「一松兄さんは? 最後にいつしたの?」
「え、俺………………? 俺は……覚えてない」
「カラ松は?」
トド松が一松に聞いて、今度はチョロ松がカラ松に聞く。
「フッ、俺は……お前たちの提供したモノで何とか凌いでいる」
「……━━━━━━━━━━と、いう事は! だよ? ぼくら暫くしてないって事だよね、セックス」
言われて六人がハッとなる。
まさかのまさか、この六人全員が彼女を一週間以上も美味しくいただけてなかったのかと唖然としてしまった。
「おっかしいでしょー! 仮にも俺の婚約者だよ?!」
「おいそこのクソ長男! そこは俺じゃなくて俺達、だろ?」
「まぁ、そうだけど……さぁ」
外で会話を聞いたまま、気になって部屋には戻れず襖にもたれかかり兄弟達の会話を聞いてしまうナス子。
なんだか少し申し訳ない気持ちにもなっていく。
「あとさぁ、言いたいんだけど……いい?」
「なぁに、一松兄さん?」
「最近って言っても最後にシたのはいつだったか忘れちゃったんだけど、長男の言うようにたまには一人占めしたくない? だって六人の恋人でもあるけど個人の彼女でもあるでしょ」