• テキストサイズ

【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第103章 【リク作品】【逆ハ卒業ルート】六つ子と私:(過去編)あの頃 



 つんつんとヒロインカラーのトド松にほっぺを突かれてうぅんと唸ってしまう。
 
「ふふっ、可愛いね。ぼくには適わないけどぉ」

 あざトッティめ、でもトド松が可愛いのは否定しないよ。
 ムカツクし私に意地悪も言うけど、それでも可愛く見えちゃうのは仕方ない。
 ピンクってずるいよねぇ、寧ろピンク=トド松のイメージが強い。
 自分のイメージカラーを完全にモノにしてる辺りがトド松っぽい。

「そういや、何かブツブツ言ってたけどカラ松聞こえた?」

「いや、喋ってるのはわかったが何を言ってるかまではわからなかった」

 何言ってたっけ、私も忘れちゃった。
 大きな手で頭を撫でられて心地がいい、まるで私が年下みたいだわ。

「世話の焼ける恋人だよなぁ、ま! 俺長男だし、世話くらいしてやるけどさぁ」

「ならおそ松、代わるか?」

「えぇ?! そこはお前の役目だろぉ、ほら、俺おそ松だよ?! おそ松ってそういう事しないでしょぉ?」

 うん、おそ松は安定のおそ松。

「フッ、言ってみただけだ」

 この六つ子は私の人生で沢山の気持ちをくれる。
 騒がしいし、馬鹿だし、ウザイし、年下の癖に生意気だし。

 ああ、そうだったそうだった。
 昔の事思い出してたんだった……こんな大人になるなんて全く思ってなかったけど、私はこの六人に救われている。

 戦隊モノみたいにヒーローとは言えないけど、私にとっては特別な主人公のようなヤツら。

 皆は昔の事、覚えてるのかな?
 私との思い出と皆の思い出では、また違う事思い出したりするのかな。

 今度皆に聞いてみよう。

 どうせ、ロクな事は言わない気がするけどね━━━━。

/ 2205ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp