第103章 【リク作品】【逆ハ卒業ルート】六つ子と私:(過去編)あの頃
「いや~、負ける訳ないとは思ってたけどこうやってナス子姉に勝つとさ、俺達成長してるって感じするよね!」
「「「「「確かに」」」」」
「ぐぐぐぐ……」
ぐうの音も出ないのはこの事か?
馬鹿だからよくわかんないけどあってるかね。
もう疲れたし今日は帰ろうなんて立ち上がった時、チョロ松が私に優越感に浸ったまま声をかけてくる。
「ナス子姉さん、男と女の成長期は違うのっ、って言ってたよね? そういう事だよ」
「うぅ……覚えてろこんちくしょー!!」
まさに悪役モブみたいな台詞を吐いて出ていった私の後ろで、楽しそうな六人の笑い声が響いてきた事など、言うまでもない。
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