第14章 六つ子が気持ちよくなる薬を私が飲まされました 六つ子と私
待って待って?どうしてこうなったんだっけかなぁ?
あっれー?あんれぇ??まずは・・・
1 一松に変な薬飲まされた
2 変な言葉が口を開くと勝手に出てきた
3 薬の正体を知りたければ松野家へ
4 勝手にアイツらを褒め称えて優しくなる、本意じゃない
5 殺したい
6 殺したい
7 殺したい
8 こr
うん、結果死刑だな!
でもおかしい、いつもこんな争い絶対ないのに。
まるで私がモテ女にでもなった気分なんだけど・・・・・・?
よくあるゲームとか漫画とかの逆ハーってこんなに辛いの?
いつも萌え萌えしてたハズなんだけど、いざ自分が似たような・・・いや違うか、コイツらはただ兄弟に負けたくないだけか。
まぁ、いいとして、自分がこんなような状況になったらもの凄く大変なんだな。
二次元の主人公って大変だわー・・・、モテるって辛いんだねきっと。
こんな時主人公ならなんていう?
やめて!私の為に争わないで!!! とか?
いやいやー、私に限ってそんな気持ち悪い言葉は出ないでしょー、言っちゃだめでしょー。
だって私ナス子だよぉ?ナス子ってこんな事しないでしょ。
6人の言い合いにグルグルと視線を泳がせる。
一人一人口を開くので私の目と心の突っ込みは行ったり来たり。
「「「「「「で、お前(姉さん)はどの松を選ぶ?」」」」」」
なんだこれ、頭グルグルしてきたんだけど・・・。
あぁ、わかった、コイツらをグルグル見てたから気持ち悪くなっ・・・
「おええぇえぇぇええぇっぇええっ」
「うわっ、汚ぇ」
「し、シスター?!大丈夫かっ」
「ナス子、ちょっと誰か袋ーーーーーーー!」
「・・・・・・飲みすぎなんだよ」
「姉さ―――――――――――――――ん」
「ちょっとなにこのデジャブ!最悪っっ」
私は無事、見事に口を開くことなく(ある意味では開いた)立派にリバース。
寧ろある意味私の思いのたけを吐露しました?あ、ちょっと今の自分上手くない??
口を押えてたからまだそんなにリバースしてない、と思いたい。
私のゲロにキラキラ修正がかかってくれますように。