第2章 平穏な日々に嵐はやってくる~カラ松~
バタンと扉を閉め、内側からちゃんと鍵を閉めチェーンもかける。
うん、ちゃんと施錠。
リビングに戻りもう一服しようとコタツに入ろうとしたら、畳まれた服が一枚出しっぱなしになっているのに気が付いた。
「あれ、まだ残ってたんだ。あんな服持ってたかな・・・」
それを持ち上げて広げて服を確認する。
そして、それをまた黙って元通りに畳む。
「・・・・・・・・・・」
カラリとベランダ側の窓をあけ、冷たい空気を体いっぱいに吸い込む。
「すぅ~~~~~~・・・・・・・・」
「やっぱ鍵返せゴルァぁぁぁあああ!!!!」
リビングには、カラ松の顔が付けられたパーカーが静かに佇んでいた・・・
「お気に入りのパーカーだったのにっ・・・もう二度と着れないよぉぉぉおおおお~~!!!」
ぐぅ、こんな落ちは!!いりません!!!