第102章 【リク作品】【R18】【逆ハー卒業ルート】エロ松会議
「はぁ、仕方ないなぁ。ナス子ってのはこうやるんだよ、この親友でもある僕がやれば完璧にナス子になるから。痴漢妄想についてはわかんないからそっちの痴漢役はおそ松兄さんが喋ってよ」
スっと挙手して立ち上がるチョロ松。
確かにチョロ松とナス子の間には親友と言うカテゴリーがあり、他のメンバーに比べるとこのような関係になる前からの付き合いも長い。
「え~、俺がチョロ松に痴漢すんのぉ? チンコ勃つどころか萎んてくんだけどぉ」
「いい? 妄想ってのはとにかく思い込みが大事なんだよ! 僕がナス子って言えばナス子!! わかる? 日頃のお花畑な脳を集中させて僕をもうナス子としか思わないようにするっ、皆も!! いいね?!」
半ば強引なチョロ松に、シらけた10個の目が集まる。
しかしチョロ松はそんな目には気づかない。
「いい? 行くよ?」
「待ったーーーーーー!!」」
ここでトド松が立ち上がり、二人の間に割って入る。
もうかなり必死の形相だ。
「なんで見たくもない兄さん同士の痴漢コントを見せられなくちゃなんないの?! なんの時間なのこれ? 誰得?!!」
そのツッコミを聞いてやっと正気に戻る長男と三男。
気づけばナス子の演技や痴漢役の演技に入り込む寸前ではあったが、何かが違うとやっと気づく。
「あれ、そう言えば何の話をしたいんだっけ」
「あれだろ? 誰が一番ナス子の演技が上手いか選手権だろ?」
「お前ら何聞いてたの?! ていうか最初にお題出した本人すら何を言っているの? あ、ごめん。お前って言っちゃった、つい呆れちゃってぇ!! ごめぇんっ、てへっ」
だがしかしトド松の言っている事は間違っていない。
この狂った環境から皆を救い出す為に自ら突っ込み役をこなす。
気づけば最近は突っ込み役からボケ担になりだした三男が機能停止する場面もちょいちょいあり、そんな時は面倒だが末っ子がその役目をこなさなければならない。