第100章 【リク作品】【R18】触らぬ神に……(2.3男)
「チョ、チョロ松っ……いいっ……自分で拭」
「いいから。黙ってご奉仕されてなよ、せっかくこんな贅沢な所に来たんだから、今日はお姫様扱いしてやるよ」
「それはいいなチョロまぁつ……! まぁ俺達の心はいつでもナス子のナイトだがな……!」
素っ裸で何を恰好をつけているのか。全然締まらない。
「で……どうする? ここでする? ベッドでする? それとも両方でする?」
真顔のチョロ松に突然そんなことを聞かれ、コツンと頭の上に星が一つ降ってくる。
なにを? なんて聞かなくても何を聞いているのは明白。
先程の続きだ。
「チョロ松、それわざわざ聞く必要あるのか?」
「別にないよ? ないけどさ……たまにはナス子の口から言ってもらいたくない? いつも俺らばっかりナス子を求めてるみたいだけどさ……ナス子だって、欲しいんだろ? さっきも聞いたような気もするけど」
言いながらチョロ松がぺろりと自分の唇を舐めた仕草が、いやに艶めかしく見える。
この三男は本当にいやらしいところを突いてくる。
好きな人に身体を求めらたら、本気で嫌なわけはない。そこにきちんと心が伴っているのなら猶更。
恥ずかしさからついすぐに嫌だとかやめてとか言ってしまうが、本当にやめてほしいと思っている訳ではない。
「っ……う……ん……」
なんとかそれだけ声を絞り出せたのは、やはりこの場所のせいなのか。
もう疼いて仕方がないこの身体の所為なのか。
真っ赤になって俯きながらもハッキリとそう答えたナス子に、カラ松とチョロ松は気を良くする。