第95章 【R18】【おそ松ルート】こんな日でも
「━━━━━━━━━━ふぅ」
「治ったぁ?」
「んなすぐに効くか」
心配した顔が隣から覗き込んできて、近い距離に安心すると身体を倒しおそ松に預ける。
自分の腕の中に身体を預けるナス子を大事に抱きしめて。
痛いと言っていたお腹を優しく摩ってやる。
「いやぁ、腹縮んだなぁ。まだ摘まめそうだけど」
「そっちだって摘まめる腹してんでしょう。 はぁ、今度は……私が甘える番だからね おそ松」
「へいへい、わっかりましたよ~」
二人でコタツで横になり、おそ松がナス子を抱き込むようにして腕枕をしている。
擦り込むように額を擦りつける彼女に、猫かとミケ子に視線を向けながらおそ松は微笑してしまった。
「もしかしてさ、俺にシてくれた時も腹痛いの我慢してた?」
「………………ん~……秘密」
コタツの誘惑には逆らえず、先に眠ってしまうナス子の顔を見て、その前髪をかきあげおそ松は額にキスをする。
「おやすみ、ナス子」
来週は、覚悟しとけよ。
と、小さく呟いて自分も夢の中へと入って行くのだった。