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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第93章 【逆ハー卒業ルート】今日はなんの日?



「やあっと出てきた!! じゃあ姉さん、今日は勤労感謝の日だから、いっぱい姉さんに感謝するねえ」

「わ、わぁーい……嬉しい、なぁ」

 なんでだろうね、この六人て長い付き合いだからなのかわからないけど、それぞれの顔を見てると嫌な予感しかしないし悪寒がする気がする。

「ヒヒ…………たっぷり可愛がってあげるよ、日頃の感謝を込めて、今日は特に、ね」

「可愛がるとは」

「そんなの一つに決まってるでしょお? 俺達に出来る事って言ったらそれしかないし!!」

「あの」

「布団は畳んでしまったな、また敷き直すか」

「クソ松? じゃなかった、カラ松?」

「ああ、それならもう予想してたし僕が先に用意しておいたけど」

「ん~? キミタチナニイッテルノ、お姉ちゃんわかんない」

 と言うかわかりたくはない。
 そして掴まれてる手首を離そうにも男性の力に適う訳もないのだ。
 本気で握られればふり解ける事はない。

「ナス子姉ってば欲しがりだなぁ、こんなにぼく達の事を求めてくるなんて♪ いっぱいありがとうの気持ちを込めるからね」

「トド松、休みの日は服買いに行ったり雑貨見たり美味しいパフェを食べに行こうと思い立ったんだけど」

 ムダな抵抗だとはわかっていても、逃げ腰になってしまう。
 だってこの後の未来ってさぁ、もうハロウィンの時と同じオチじゃないの?

「パフェ?! めっちゃ甘いねぇ!! でも姉さんとの甘い時間の方がもっと楽しいよ!」

「その口説き文句どこで覚えた十四松!」

 グイグイ引っ張られて隣の部屋に連行されそうになるのを、自分の部屋の扉にしがみついて最後の抵抗を見せる私。

 嫌ではないよ?
 嫌ではないけど違うんだよなぁ、違うんだよ。
 今日は一人でグータラして平和な一日を過ごしましたとさ、終わり。
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