• テキストサイズ

【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第93章 【逆ハー卒業ルート】今日はなんの日?



 勤労感謝の日、たまたま公休日が重なり休みをいい事に自分の部屋でゲームをする私。
 
 そんな休みを邪魔するかのように、悪魔達は鍵のかかったボロボロの扉をノックする。
 何故ボロボロか?

 それはね、家には破壊の申し子が一人いるんですよ。

「姉さん!! 今日休みでしょー、一緒に遊ぼうよー!」

「入ってます」

 いつも我慢出来ず扉をぶち破る十四松。
 この前も扉を壊されて暫く無視し続けたおかげか今日はちゃんとノックをしている。

 トイレさながら、返事を適当に返し私はゲームを続行する。

 だってさ、今日は勤労感謝の日ですよ?
 祝日だけど普段公休日被らなかったら祝日や土日は関係なく働いてる訳だし、たまにはこうやって……たまにじゃないけどゲームしてダラダラしててもよくない?

 ちなみに、私は恋人である松野家に住む六つ子と、その両親と同棲している。
 おかしな関係ではあるけど、結局は未だ一人も選べる訳もなく関係は現状維持ではあるけどその適当な関係が気に入ってる馬鹿でダメ女である。

「姉さーん!! 入っていいー?」

「だから、入ってます!!」

「あははは、知ってるう! 姉さんと一緒に居たいからここ開けて!」

 私の休みの日、ここの家に入ってからは平穏とは無縁の生活。
 気づけばエロイ事してくるし、くっつくし、趣味を邪魔するしで自由がほぼない。

「なにやってんの十四松、まぁたナス子が鍵かけて出てこねぇの? 蹴り破っちゃえば?」

「聞こえてるぞダメ長男!! 自分の家は大事に扱いましょうっ」

 不穏な言葉が聞こえて、これ以上扉が壊されたら最終的に扉をなくされてしまうのではないかと不安になる。
 一応ゲームも一区切りしたけど、今日こそは一人の時間が欲しいと頑なに扉を開ける事はない。
/ 2205ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp