第88章 【R18】【おそ松ルート】煩悩の松は追えども去らず

「少なくとも俺はふざけてなんかいないさ、おそ松もそうだぞ」

「っ、アンタ達！　……おそ松も……し、信じてたのに、カラ松だって酷い事なんて一度もしなかったのにどうして……」

「いやぁ～、だってさぁ……意識してたんだろぉ他のヤツらの事も、そんなら別にお前もこういう事されたって本当は嫌なんじゃないんじゃないのぉ」

　違う、意識はしていたとしてもそれは過去の事で、今ナス子が正真証明愛しているのはおそ松ただ一人だ。

「ホントはさ、俺だって嫌だよぉ？　でもちょーっとだけＡＶのあれやってみたかったんだよねぇ～」

「な……な、なに？」

「え、３Ｐ」

「！？」

　震えた身体が、更にガタガタと震える。
　大好きな彼氏と、大事な幼馴染で弟のこの二人に何故いきなりこんな事をされるのか。
　
　今までの付き合いの幸福さですっかり忘れていた。

　おそ松はゲスだという事。

「お、お願い、おそ松意外とは私……」

「怖がる事はない、ちゃんと優しくするぜぇ？」

　おそ松の３Ｐ発言に少しだけ目を見開いたカラ松だったが、すぐにおそ松と同じように目が据わり口角があがる。

　こんな時は、二人の表情はさすがに似ている。

「あ！　やっべぇ、そういやゴム切れてなかったっけ」

「え？」

「俺も持参していないぞ？　まさかこんな展開になるとは思っていなかったからな」

　ならばもうここで止めてくれるかもしれない、そう期待したナス子の気持ちはすぐに裏切られる事となる。

　おそ松が服を全て脱ぎ捨て、生まれたままの姿になりその瞬間に足を閉じてしまおうとしたがすぐに開かされて濡れている入り口に指を一本二本と差し入れられながら彼は陽気に言葉を吐いた。

「もういいんじゃない、生でシちゃえば！　ゴムより生の方が気持ちいいって聞いた事あるし、俺も直にナス子の中に挿れてみたかったんだよねぇ、はははー」

「………んんっ、や、やだ、あっ、ああぁっ……嘘でしょ？」
　
　カラ松までも、何故か自分の服を全て脱ぎ捨て始めて、見えてしまうカラ松の元気になってしまっている恥部から視線を外す。