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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第88章 【R18】【おそ松ルート】煩悩の松は追えども去らず



 いい大人の二人が昼間の平日、ダラダラと床に寝転がりTVを見ている。
 ここはナス子マンションの一室。

 ダラダラしてると言えど、恋人同士の二人はくっつきながら大きな欠伸を漏らす。

「へぇ、ミミズってハ虫類じゃないんだ。知ってた? おそ松」

「いや、知らないけど。ミミズに興味なんてないし、でも昆虫ってのは意外だったなぁ」

「ねー」

「なー」

「「………」」

 エアコンの効いた部屋、心地の良い温度。
 しかも密着しているからかお互いの体温も相まって眠さも増すと言うもの。

 ついでに言うと、二人は事を終え休憩をしている最中だ。

「もっかいしたいなぁ、でも眠ぃ~……」

「別に今日も泊まってくなら後ででいいじゃん、さっき散々シたんだからさ」

「えー……でもお前の休みの日くらいしかいっぱいさせてくれないじゃ~ん、それなら一日中ハメてたいよね!」

「何言ってんだ馬鹿っ」

「いでっ」

 どうしてコイツはいつもこうデリカシーがないのかとナス子は軽くおそ松の頭を叩く。
 デリカシーと言うか、言ってる事は本気なんだろうなとは思うのだが、言葉が言葉の為、叩きたくなるのも仕方ない。

「よっこらせーっ」

「よっこらせって……お前いつの間にそんなおばちゃんになったのぉ? つか重いんだけどっ」

 くっついて寝ていたおそ松の背中に頭を乗っけて、とうとう眠りが我慢出来なくなってきたナス子。
 ちょうどいい枕もある事だしと、天井を見ながら目を瞑る。

「それじゃあ、俺がナス子に触れないじゃん」

「触ってるでしょ、頭置いてるし」

「そういう事じゃなくてぇ~寝るならせめて腕枕にしてくれない? 顔も見えないしダーリン寂しいよぉ」

 いつも自分の事をお兄ちゃんと言うおそ松も、最近はナス子の前ではお兄ちゃんではなくダーリンだの彼氏だの言うようになった。
 どこぞの次男を彷彿させるが、そこまでは痛くない。
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