第84章 【R18】【おそ松ルート】おそ松の葛藤
多少のデレが出てしまい恥ずかしさから下を向いてしまうナス子。
これだけで沸々と他の兄弟達が長男を撲殺したいと言う気持ちになるが、弟達の想いはナス子は知らない為、今は我慢である。
「バイト……バイトかぁ……うーん……あ!! トト子ちゃんのマネージャーは?!」
「却下!! それは僕の務めだから、そこまで奪うとかマジで許さないからなお前」
本気の睨みを利かせるチョロ松に速攻却下され、また長男は腕を組んで考える。
「ダメかぁ……トド松、スタバァは?」
「いやいやいやいやいや、よく考えてみて? おそ松兄さんがあんな天井人様が集まる場所で働くなんて無理でしょ(笑)」
「お兄ちゃん傷つくわぁ~、心臓がキュってなるわぁ~」
「猫カフェは? 案外面白いよ?」
「一松ぅ、俺が猫カフェで働いてるの想像できるぅ? 猫の世話とか無理だし、ミケ子すら俺に懐いてないんだよぉ」
何故かおそ松にだけは懐かないナス子の愛猫ミケ子。
ただおそ松が猫に興味がないからなのか全くと言っていい程近寄りはしない。
何を言っても否定してしまう長男に全員が呆れた顔を向けて一応、大好きな姉の為でもあるので必死に作戦を考える事にした。