第79章 【R18】【逆ハー卒業ルート】溺れているのか、逆なのか
身体が熱くて熱くて、脳が痺れて思考回路がショートしてしまったかのようなふわふわとした感覚に、しばし酔う。
「おい、チョロ松っ……もういいだろ、開けろよコレっ!」
「え? ああ……そうだね、もういいかな。ほら」
チョロ松がボタンを押すと、檻はまた天井のほうへと戻っていくが、どこに収納されたかはまったくの謎である。
檻から解放され、ゾロゾロと出てきた四人が横たわるナス子に近づきながら、各々言論の自由を楽しむ。
力なく仰向けに横たわるナス子を全員が囲む状態になり、熱い息を吐きぼんやりとしている恋人を見てまたもそこが硬くなり始めてしまう。
「うわっ……布団びっしょびしょじゃん……そりゃそうかぁ、あんなに潮吹いちゃってたもんなぁ」
「クソ松……神か? 神なのかお前は……っなんなんだ抜け駆けしようとした俺達にもサービスするその優しさ……!」
「ねーさんヤッベェね!! エロえろ!! ボクが水芸するのとはまったく違うっ!」
「潮吹きってAVだけの話じゃなかったんだねぇ……上手に撮れてるといいんだけどぉ……さすがにぼくもシコるのに必死だったよね」
頭がぼーっとして、熱を持っている気さえする。
皆が何かを言っているが、まるで頭に入ってこないナス子は、ただただ胸で呼吸を繰り返すばかりだ。
全身うっすらと汗ばみ桃色に染まり、額や首に張り付く髪の毛が妙に艶かしく見える。
今日何度目かになる生唾を飲み込み、誰の手かもわからない手がナス子へと伸びると、それを皮切りに全員が横たわるその身体を愛撫し始める。
「ああっ……やぁ……っあ、も……っ」
少し身体に触れただけで、ビクビクと大きな反応を返すナス子。
まるで全身が性感帯になってしまったかのような感覚に、疲れきっているというのに感じるのをとめられない。
一体自分の身体はどうなってしまったのか、ずっとこのままなのか、そんなのは絶対に嫌だ━━━━━━……
だが、やはり抗うことは出来ず、結局その日は六人に代わる代わるしつこいほど可愛がられてしまい、声も出なくなるまで散々イカされまくってしまったナス子。