第79章 【R18】【逆ハー卒業ルート】溺れているのか、逆なのか
チョロ松が自分の肩に乗せていたナス子の膝をおろし、場所をナス子の横へと移動させると、カラ松の視界に、檻の中に閉じ込められた四人の様子が飛び込んでくる。
チョロ松も、四人の方へと視線を移すと、一瞬ぎょっとして目を見張るが、すぐにスっと視線を細めて浅く溜め息をついた。
「っ……はぁ、はぁ……っやばい……おい、十四松……お前何回出た……?」
「んー、わかんないっ! そういう一松兄さんは、何回出したの……?」
「やべぇっ……やべぇよっ……ナス子超エロいっ……出してもまたすぐチ×コ硬くなっちゃう」
「ちょっと兄さんたちっ、絶対に床に垂らさないでよねっ……」
檻の中にはまたもどこから出現したのかわからない箱ティッシュがあり、閉じ込められた四人は自分で自分のモノをしごいていた。
会話から察するに、もう何度かは出しているようだ。
「信じられないよアイツら……閉じ込められてるのに普通シコる?! ま、まあ……ナス子がすっごいエロいのは認めるけどさぁ……し、仕方がないような気もする、けどねっ?」
何度も達した気だるさから重い身体を動かせないでいるナス子も、しっかりその会話は聞こえていたが、もはや突っ込む気力はない。
すると、重い手をカラ松に取られ、その甲にキスをされる。
「ナス子……俺もお前を気持ちよくしてやろう……まだヘバるんじゃないぞ」
「っ……」
手の甲に唇をつけられたまま、上目遣いにそう言われ、心臓が高鳴る。
おもちゃ一つにしろ、この六つ子達には使い方に個性がある。
全て同じように感じるが、同じではないのだ。
また襲い来る快楽を覚悟し、ナス子がぎゅっと目を閉じると、そばでカラ松が笑った気配がして身体が熱くなる。
ふと、部屋の中に自分ではないぐちぐちとした水音が複数しているのに気がつき、先程の会話からそれは檻の中にいる四人が出している音だとわかると、なんともいえない感情が込み上げた。
てっきり自分の下半身の方へと移動すると思っていたカラ松が、これまでの皆のように股の間に入り込むのではなく、腰の横あたりに座り込み、チョロ松に何かを合図する。