第79章 【R18】【逆ハー卒業ルート】溺れているのか、逆なのか
「っは……や、ヤダ……もっ、抜いて……お願……あッ、あああッ」
「何言ってんのぉ、ナス子。せっかく母さんが気を効かせて出かけてくれたーってのに、やめる訳ないでしょ」
何故こんな事になってしまったのか。
今のナス子の思考はそれどころではなく、激しく蠢く秘部の違和感にビクビクと布団の上で身体を跳ねさせる事しか出来ない。
「そうだよナス子姉、これはぼく達からのプレゼントなんだから、ちゃんっと味わってもらわなくっちゃ……意味ないでしょ?」
「姉さんどう? 気持ちいい?!」
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もうどのくらいの月日が経ったのか、今日も松野家に料理を習いに来ているナス子。
眠い眼を擦り、新しいおかずの作り方や切り方、調理の仕方を細かく教わっていた。
作業を終え、一日頑張ったと松代の料理教室も終わる中、居間からそれを覗くいつにも増して何かを企んでいるようにニヤついている人物達。
兄弟であり、彼氏でもある松野家の六つ子。
その中の4人の姿がそこにはあったのだが、その視線にナス子は気づく事はなかった。
「じゃあ、母さんは邪魔しちゃ悪いし、ちょっとママ友と出かけて来るわね! ランチでも食べてくるわぁ。ナス子ちゃんもゆっくりしていってね」
松代は果たしてどこまで知っているのかは謎だが、勘のいい母親の事だ、もしかしたらナス子が既にこの6人と付き合っていると言う非現実的な関係をも悟っているのかもしれない。
「ナス子~、料理教室は終わった~?」
松代が玄関から出て、ピシャリと言う音が聞こえるとすかさず狙ったかのように構って欲しい病の長男が顔を出す。
絶対にそろそろちょっかいをかけに来るであろう事を予知していたナス子は後ろからおそ松の手によって腰に手を添えられ抱きしめられる。
肩に顎を乗せられて洗う食器をつまらなそうに見つめているおそ松はどう見ても成人越えした男性には見えない。