第76章 【R18】【逆ハー卒業ルート】主婦は偉大だ3 【4・6男】
「普通はねっ、こんな明るい中でしませんから! AVの中だけだからっ!」
渋る二人を横目に、結局自分で窓とカーテンを閉めながら、いっそ自分がAVに出てる女優さんくらい綺麗な体と顔であれば明るくてもいいよ、と言ってあげられたのかなぁなどということを思うが、そんなことは今更言っても自分の外見が変わるわけではない。
全ての窓とカーテンを閉めても、やはり日中なので相手の表情が難なくわかる程度には明るい。
しかしこれ以上この部屋を暗くする術があるわけはなし、あとは早く太陽が沈んでくれるのを待つばかりだが、それを待っていては他の兄弟達が帰って来てしまうだろう。
この二人に目隠しでもしてやろうかとも考えてみるが、それは逆に一松辺りを興奮させてしまうであろう為諦める。
すでに上半身裸になって布団の上で待っている二人に近づき、自分も布団の上に正座する。
「……よ、よろしくお願いします……?」
思わず敬語になってしまい、半裸の男二人を目の前にしているということもあり、なんとなく気恥ずかしくなってしまってつい俯いてしまう。
初体験は無事に終えたが、まだまだ慣れるとまではいかないナス子もどうしたらいいのかと考えを巡らせるが、考えれば考えるほどどんどん恥ずかしくなってきてしまい、それに比例するように顔が火照ってくるのを感じる。
「っだ━━━━━!! なんかかしこまると恥ずかしくなっちゃうから!!」
突如大きな声を出してバシバシと自分の頬を叩き叱咤する。
ムードも何もあったものではないと自分でも思うが、覚悟は決めた。
「よしっ! こい!!」
そう言ってゴロリと横になり、布団の上に大の字になる。
それを見せられた一松とトド松は、正直何かがしぼんでいくのを感じたがこのチャンスを逃すほどには馬鹿ではないようだった。
「いや、来いって言われても……まぁいくけど……なんか違うんだよなぁ……」
「まぁ、これもナス子らしいっちゃらしいけどね……余裕に見えるこの態度がどう変わっていくのか楽しみじゃありませんか? トド松さん」
「なんのキャラそれ……」
まずはトド松が、大の字になっているナス子の頬に手を寄せ、ナス子を真上から見下ろす。