第75章 【R18】【逆ハー卒業ルート】主婦は偉大だ2 【3・5男】
「「━━━━━━最初は、グー! ジャンケンポン!!」」
「は?! はぁ━━━━━━━━?!」
この流れ、みた事がある。
しかもつい最近記憶に新しいものである。
やはりコイツらは六つ子だ、なんのデリカシーもない所が本当に六つ子その物だと目で溜息ついてしまう。
だがこれはこれで確かに公平と考えれば多少自分も納得の行くところではある。
ちなみに勝敗の結果は……━━━━━━━━
チョロ松がチョキ、十四松がパー。
「いいいよっしゃぁああああぁ!!チョロちゃん、セフ、セーフ!! 3番ゲーットォ!!! フォーゥ!」
「ま、負けた━━━━━━……もう一回! もう一回!! 次俄然本気出す!」
「次はないよ十四松、今日は僕が先だから!」
「アンタらね………」
わかっているし自分の中でも納得はしたが、どうしても憎まれ口はつきたくなると言うもの。
一言文句を言ってやろうと口を開くが、その足の間にまたチョロ松が割り入ってくる。
「いやぁ、良かったぁ~……弟に先越されるとか最悪だもんねぇ」
「あのねぇ、ムードとかそういうのない訳?」
つかの間の会話になってしまうのだが、やっと文句が口に出来る事でなんとか心臓の音を落ち着かせようとするナス子。
その間に取り出した袋を開けてちゃんとゴムを装着する。
見ればそれはやはり松代が用意したコンドームの一つだという事がわかった。
「チョロ松の裏切り物めぇ~……」
「だから、僕は何も聞かれてないって言ったでしょ? 後さ、実は僕これでも少━━━━━しだけムカついてるんだけど」
「な、なに?」
十四松が見ている中、チョロ松は自分の息子を持ち上げてナス子の入り口へと擦りつける。
もうその場所は十分に馴染んでおり、入り口に痛みはあまり感じないかもしれない。
入念にローションを塗っておいて良かったと二人は内心ホっとした。
「僕さ、お前の初めては………お前の事を一番知ってるハズの……、自分が良かったんだよね」
「………ぅ……」
「そりゃ、いつも叱ってるけど、それはお前の事を想ってだし。 ちゃんと好きだって気持ちだってあるし……」