第75章 【R18】【逆ハー卒業ルート】主婦は偉大だ2 【3・5男】
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「ねぇ、こんな所までくる必要あったのかな?」
「あるある! めっちゃある!」
「そうだよ、アイツらの場合近くなら普通に気づくし押しかけてくるからね。 念には念を入れておかないと」
チビ太の店を後にし、チョロ松と十四松とマンション前で合流した3人。
ナス子が運転をし、今は目的の場所へと車を走らせている。
「えーと……さ、私ラブホ、とか入った事ないんだけど」
「ボクもないよー!! じゃあその初めてはボクらが貰えるね!」
「そりゃ僕だって入った事ないよ、相手だっていなかった訳だし……」
そう、その目的地とは言葉の通りラブホテル。
酔った4人を置き去りにすれば気づかれた時にすぐに家に戻ってくるか、ナス子のマンションに向かうであろう事を考えた3人は場所を考えると最早その場所しか浮かばなかった。
普通のホテルでもいいのだが、やはりそんな行為に及ぶとなると普通に考えて選択肢は優先的にLOVEの方に行くだろう。
既に大好きな恋人の初体験は長兄に取られてしまい悔しさの残る二人ではあったが、そのナス子の口から初めてと言う言葉が出ると途端に嬉しさが増す。
早くその場所に到着し、事に至りたいとは思う、思うのだが。
明確な場所など決まってはおらず、とにかく赤塚区からかなり離れた場所を選ぶ、それだけの目的で車をただただ走らせている。
「あ、あそこはー?」
「んー…ちょっとあからさま? 上品さに欠けるよねぇ」
十四松が何度か指を差す場所はもう何度目か、チョロ松に幾度となく否定されている。