第65章 【R18】【トド松ルート】残念だった人
結局、寝起きからすぐ三回も出してしまったぼくだけど、姉さんもちゃんと何回かイった姿を見たので、やっと身体を開放する。
ぼくの身体はまだまだいけるんだけどねぇ~、ナス子姉は体力ないから……。
「っは……はぁ……はぁ……あ、あんたには、加減ってものが、ない、の……っは」
「えー? これでも加減してるんだけどなぁ? ナス子姉がいつにも増して可愛いからいけないんじゃないの? だから寝こみを襲われちゃうんだよ」
布団の中で覆い被さり重なって抱き付いて息を荒げているぼく達。
姉さんは本当体力がなくて、何度かするとすぐに息を荒げてしまう。
けど、その姿がまたぼくの欲をそそっている事など、ナス子姉は全く気付いていない。
「もー、こんな時間から汗でベタベタなんだけど……お風呂入って来る!! 退けこんにゃろーっ」
「わっ! もうっ、エッチ以外でも可愛い所くらい出して来てくれてもいいのにっ、残念姉さん!!」
姉さんが起き上がり、ぼくを引っぺがし転がす。
勿論転がったぼくは体から離れて裸のまま座っていた。
「ど、どうせ可愛くないですよ! とにかく風呂!! ったく~どうして寝起きから風呂なんて……ぶつぶつ」
うーん、付き合うようになって多少素直になってはきたけどまだまだ調教は必要かな?
「ねぇ、一緒に━━━━━━」
「ヤダ!! お風呂に入ると絶対に触ってくるじゃん!」
「え~、だってお風呂って最高のエッチする場所じゃないのぉ? AVにだっていっぱいあるんだよ?」
「し、知らないし!! AVとか見た事ないしっ」
あぁ、そっか。
姉さんは、一応女性。 ぼくらと違ってそういうの見た事がなかったのか━━━━━━━━。
旅行の時だってチラっと見た程度だったもんね。
━━━━━━━━……姉さんの後ろ姿を見送りながら僕はニヤリとして多分悪い笑みを浮かべていた。
自分のモノをティッシュで拭いて、服を着ると姉さんが風呂から出るまでの間少しだけマンションを後にしたのだった。