第17章 事故②
次の日、オレ達は早起きして病院に向かった。
「十四松!」
一松が飛び込んでいく。
「おはよう一松兄さん。」
そこには楽しそうに笑っている十四松とトド松がいた。
「おはよう。」
「なんかね!十四松兄さんすぐ退院出来るんだって!」
そう言ったのはトド松。
それに加えて十四松が言った。
「俺、治りがめちゃくちゃ早いんだって!!」
「そうなんだ……良かった……。」
そう一松が安堵の息をついた時、トド松が訪ねた。
「一松兄さん一人で来たの?」
!?オレは!?
「……ううん。後ろ見て。」
「あ、カラ松兄さんいたの?」
「……最初からいたぞ。」
「ごめん!気づかなかった!」
「……いいんだ。影の薄いオレが悪いんだ……」
そうネガっているオレに一松が囁いた。
「おれはそう言うカラ松も含めて好きなんだからいいの。影薄くなかったらお前じゃないじゃん。」
その言葉に顔が熱くなるのを感じた。
「えっ!?一松兄さん何言ったの!?」
「カラ松兄さん茹でタコみたいでっせ!」
その言葉にオレは片手で顔を隠した。
「別に……なんにも?」
「嘘だー!!」
「クソ松のことはいーの!!それでいつ退院する予定なの?」
クソ松……。ま、これも一松の愛の形だな。
「んーとね、明後日だって。」
「「早っ!!」」
一松と声が重なった。
そしてオレ達は笑い出してしまった。
「ちょっとーここでイチャつかないでよー!」
いつの間にか近くにいたトド松に背中を思いっきり叩かれた。
「いだっ!?」
「イチャついてない!!」
そう一松が必死に抗議していた。