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色松恋物語

第17章 事故②


病院からの帰り道、おれ達はとある場所によった。
と言うより、カラ松が用があるって言ってついてきただけなんだけど。
着いた先はデカパンラボ。
なんか頼みたい薬があるらしい。
カラ松が中にいるあいだ、おれは外で待ってた。

「ごめんな。一松、お待たせ」

「……全然待ってないけど。」

「ん?でも待っててくれただろう?」

と言ってへらっと笑うカラ松。
その笑顔に胸がキュンとなった。

「ん?一松顔赤いぞ?風邪か?」

「ち、ちげーよ!!」

おれはカラ松の顔を手で押した。

「いたいいたいいたい!いちまぁ〜つ!ストップだ!」

おれはその言葉でピタリと押すのをやめる。
するとカラ松は後ろに仰け反っていたからか尻もちをついた。

「いでっ!!」

そんな声を出して間抜けな顔でこちらを見ているカラ松を見て、つい笑つてしまった。

「あはははっ!だっせ!」

「ううぅ……一松のせいだぞ!」

そう言って怒った素振りを見せるカラ松。
おれはそんなカラ松に手を差し出した。

「ほら、早く立てよ。」

「あぁ……」

カラ松がおれの手を掴んだと思ったら思いっきり引っ張られて唇がカラ松の唇に触れた。

「!?」

「……大胆だな?一松?」

「〜〜っ!!」

おれは声にならない叫びをあげた。
そしてすぐさま立ち上がった。

「……あのー……人のラボの前でイチャつくのは止めてほしいダス。」

「「あ、はい。」」

いつの間にか出てきていたデカパンに注意され、おれ達は家へと向かった。

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