第13章 〜番外編〜エイプリルフール
〜一松side〜
「別……れる?」
いきなりカラ松から別れを告げられた。
「あぁ。」
「……いいよ。どうせおれみたいなゴミに構ってられなくなったんでしょ。別に……おれはお前のことなんか……元から好きじゃなかったし……」
口ではそう強がるけど、おれの目からは涙が零れている。カラ松にバレないように背を向けた。
それておれは立ち上がった。
「……今まで付き合ってくれてありがとう。それと……ごめん。」
自然に口から出た言葉だった。
それでおれが部屋から出ようとした時、腕が勢いよく引っ張られた。
そして気づいたらカラ松の腕の中にいた。
「な、なんだよ。」
「ごめんな……一松……。」
カラ松がおれを抱きしめる力を強くする。
「なに、慰めてるわけ?もういいじゃん。別れた……んだし。」
同情なんかして欲しくない。
おれは……カラ松に幸せになって欲しい。
なのに、こんな事されたら別れたくなくなっちゃう……。