第7章 酒の勢い
「ふっ……はっ……」
……これ、絶対シてるよな。
トイレに行こうと思って出てきたら中からカラ松の吐息?が聞こえてきた。
トイレ行きたいんだけど。
しばらくしてトイレットペーパーを出す音が聞こえた。
終わったのかな。
おれはドアを叩いた。
「……早く出て。」
「おっ、おう!」
おれがいたとは思わなかったのか驚いたような声を上げるカラ松。
もしかしておかずって……
おれ?
そう思った瞬間尿意がすぐそこまで迫ってきた。
ーやばい漏れるー
おれは必死にドアを叩く。
「はや、く!も、むりぃ……」
「えっ!ちょっ……ちょっとまて!」
ドアの鍵が開く音がする。
そのドアを思いっきり開けて、カラ松を追い出す。
やばいやばいやばい。
急いでチャックを開けようとしたが急いでいるからすぐに開けられない。
「あー!もうっ!」
その時、おれは限界に近かったのだろう。
トイレに行きたいのと、チャックがあかなくてイライラするので泣きそうだった。
あ、やばい。
そう思った瞬間、おれの先から液体が漏れ出す。
「あっ!からまっ!見ないでぇ……」
必死に止めようとするが止まらない。
「なんでっ!止まんないのぉ!」
涙が零れる。
この時のおれは成人男性がおもらしをした、ということよりも、カラ松に恥ずかしいところを見られた、ということの方がショックだった。