第7章 酒の勢い
「!?」
急にそんな質問が飛んできた。驚いていると、
「ぼくはねー、かあまつのこと、せかいのだれよりもだいすきだよ。」
と言ってぎゅっとオレの背中に抱き着く。
「でもねぇ……こわいの。」
怖い……?
「なにがだ?」
「……また、信じて裏切られるんじゃないかって思っちゃうのぉ……」
「オレは一松のこと、何があってもうらぎらないぞ?」
「……わかってる。けど、怖い……」
一松の抱えている闇は五年以上経った今でも深いことがこの言葉でわかった。
「……無理しなくていいぞ。オレはいつまででも待つからな。一松が怖くなくなるまで何もしないし、強要もしない。」
そう言うと一松がふわっと笑った。
「わかってるよ。カラ松が優しいこと。だから、その時まで……ぼくのこと……好きでいて……」