• テキストサイズ

色松恋物語

第25章 母の日(番外編)


「ん……」

カラ松は買い物に行かせた。
うるさくなりそうだったから。

「痛い痛い痛い!!」

「頑張るダス!あとちょっとダスから!」

痛いのは重々承知だった。
ホントは産めないんだから。
そりゃ痛いでしょ。
でも、まさかここまでとは。

「はいっ!産まれたダスよ!」

「はぁ……はぁ……」

その声を聞いておれは意識を失った。

目を覚ますとそこにはおれの手を握って泣いているカラ松の姿があった。

「から、まつ?」

「ッ!一松!」

「起きたダスか!?」

カラ松がおれに抱きつく。

「無事、産まれたダスよ。元気な双子ダス。」

デカパンの目線の先に2つの新生児用のベットがあった。

「一松!よく頑張ったな!」

そう言って涙を流しながらぼくの頭を撫でるカラ松。
なんかつられて泣けてきちゃった。
それから子供の顔を見て、笑いあった。

「この子達は母の日まで預かるから、名前考えてきて欲しいダス。」

「名前か……。」

「じゃあ、また明日来るな!」

そう言ってぼくに背を向け、しゃがみこむカラ松。
ぼくはその広い背中に身を任せた。

「気をつけるダスよ〜!」

「あぁ!」

「うん。」

/ 206ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp