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色松恋物語

第22章 お兄ちゃん


「いい加減諦めたら?」

部屋にトド松の鋭い声が響いた。
その声に男だけでなく、オレ達まで固まる。
逃げようとしていたみたいだ。

「兄さん達を傷つけといて、ホイホイと返すわけないでしょ?」

トド松が男の首元を掴む。

「う……あ……ごめ……なさ……」

「あ?」

トド松な声が冷たい。
そんなに一松達のことを……。
そう思ったら涙腺が緩んだ。

「……何してんの兄さん達。あとよろしく。」

そう言っておそ松の方に男を投げて十四松と共に上にあがって言った。

「「……。」」

オレ達は顔を見合わせてニヤリと笑った。

「容赦しねーよ?」

「……覚悟は出来てるよな?」

オレ達はゆっくと立ち上がる。

「チョロ松と……」

「一松を傷つけた……」

「「仕返しだ!」」

そこからは正直覚えていない。
気づくと男が傷だらけで土下座していた。

「えっ!?」

「カラ……兄さ……も、やめて……」

足元には一松がしがみついている。
おそ松も同じだった。

「も、い……から。」

「っ!!」

オレは男に背を向けた。

「……次はないぞ。」

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