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色松恋物語

第22章 お兄ちゃん


〜一松side〜

「カラ……松?」

男に背を向けたと思ったらおれの体が力強く抱きしめられた。

「ごめんっ!一松!」

「なん……で?」

喉が痛くて声が出しにくい。
掠れながらも、聞き返す。

「怖かっただろう!?」

そう叫んで抱きしめる力を強くした。
その瞬間、こらえていた涙が溢れだしてきた。

「うぅ……怖かったぁ……」

「あぁ……ごめんな。」

カラ松が後ろを振り向いて突っ立っていた男をキツく睨んだ。

「……いつまでいるんだ。」

「す、すいませんでした!!」

男が飛び出していく。
ふと横を見るとおそ松兄さんとチョロ松兄さんも抱きしめあっていた。

「偉いなぁチョロ松。お兄ちゃん出来たな。」

「ひっぐ……ほんと?」

「あぁ。自慢の弟だよ。チョロ松。」

普段の2人からは想像もできないほど甘い空気。
……いいなぁ。幸せそう。
もちろんぼくも幸せだけど、なんか、甘いどころじゃなかったから、イチャイチャ……したいなって……。

「……一松、イチャイチャするか?」

「!?」

なに!?心読めんの!?
神かよもぉ〜!!

「でも、怪我が治ってからな。」

そう言ってぼくの頭を撫でた。
……早く怪我治らないかな。
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