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色松恋物語

第22章 お兄ちゃん


「一松!!」

「チョロ松!!」

勢いよくドアを開ける。
するとそこにはバットを持った十四松とトド松の姿があった。

「おっそい!!」

「すまん……?」

「なんで……いんだよ?」

予想もしていなかったふたりの存在にオレ達が戸惑いながら問いかける。

「野球行って、帰ってきたら一松兄さんが襲われてた!」

「襲っ!?」

「大丈夫未遂。」

そう言ってトド松が指さした先にはチョロ松と一松の姿があった。

「チョロ松ッ!」

おそ松がチョロ松めがけて走っていく。
オレもそれに続いた。

「チョロ松!チョロ松!」

「ぁ……ん……?おそ、松……兄さ……」

「チョロ松!!」

意識を取り戻したチョロ松におそ松が勢いよく抱きつく。
それを見てオレも一松の名を叫ぶ。

「一松!!」

「……ぁ、カラま、つ」

「一松……」

おれは一松を抱きしめる。
目から涙もこぼれる。

「良がった!!いぢまづッ」

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