第20章 ガチ切れ
プツン。
オレの中の何かが切れた。
「おい、まて。」
オレは男の腕を掴み、動きを止めた。
「んだよ!!」
「……一松がお前らに何をしたと言うんだ?」
「こいつは疫病神なんだ!だから平和のためにこいつが死ぬのが一番いいんだ!」
疫病神?だれが?
「そんなこと聞いてない。
……それに、疫病神はお前らだろ。」
「はぁ!?」
声を荒らげる男。
一松の肩がびくびくと震えている。
「お前らはオレ達の幸せを壊そうとした。人の幸せを。
だからよっぽどお前らの方が疫病神じゃないか?」
「……。」
遠くからサイレンの音が聞こえてきた。
オレはそれを合図に口角を上げ、男を見た。
「goodbye。」