第2章 薬
「は?」
おれ?
『そう。ぼくも一松。』
そんなことあるはずないじゃん。
『あるんだよ。だから、君がカラ松のこと好きなのも知ってる。』
だから好きじゃないって。
『さっさと認めたらいいのに……じゃあこうする。アイツのいいところ、思いつく限り言って。』
いい所なんてn
『嘘つくな。』
……。
おれが二時間吐かされたのがこちら。
・優しいところ
・構ってくれるところ
・頼れるところ
・ホットミルクが美味しいところ
・偏見がないところ
・素直なところ
・かっこいいところ
など、計約四百個。
結構あっさりと出てきたな……
『でしょ?もう認めなよ。』
これは認めざるを得ないかな……
そっか……おれ、カラ松のこと、好きだったんだ……。
改めて自覚すると恥ずかしくなる。
気づいたらあの声も聞こえなくなっていた。
ほんとにおれだったのかな。