第3章 開き直られました
※R18
従順になった雌に、雄はご満悦であった。
「ハルカは正直だね……イイ子だ。こっちを向いて」
肩を抱きしめられ、キスをされる。
細い目が、いつものスティーブンさんと違って、狼のようだった。
手の内の獲物を逃がすまいとするかのような。
だからこそ、従っちゃダメだと思うのに……。
「でもそろそろ時間が近いな、シンデレラ。悪いけど――」
フッと熱が去ったかと思うと、グイッと腰を持ち上げられた。
濡れてつながった蜜口を、一方的に見られているかと思うと、羞恥心が増す。そして。
「ハルカ、いくよ」
「……ぁ!……あ、あ……っ」
緩やかだった責めが、勢いをつけ、やや荒くなる。
「!……ん、ぁ、……あ、あ……!」
イキそうなのを、シーツをつかんで必死に耐える。
気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい。
一番じんじん来るところを、分かってるみたいに突き上げてくれる。
「あ、っ……やぁ……!」
「はは……あったかいな、ハルカ……すごく締め付けて、俺を、欲しがってる……」
スティーブンさんの声にも昂奮が混じる。
「ぅ、ぁ、あ……ゃぁ……あ、あん……っ!……」
返事すら出来ず、馬鹿みたいに、激しい攻めに耽溺する。
「ください……もっと、もっと……っ……」
「仰せのままに……お姫様……!」
「……ひっ!……」
さらに激しく突き上げられ、かき回され、背をのけぞらせて声を上げた。
「はぁ……ぁ……きもち、いい……」
もう羞恥とかどうでもよくなって、シーツにすがりつき、快楽を享受する。
腿をだらだらと、生ぬるい体液がだらしなく垂れていく。
「……スティーブンさん……イキ、そう……」
シーツにしがみつき、快感で混濁した目でスティーブンさんを見上げる。
スティーブンさんは目を丸くして私を見、
「……はは。明日、いや今日が仕事でなかったらなあ……」
少し、怖い笑顔になった。
「じゃ、一緒に行こうか。ハルカ」
「え?……あっ……ひっ……!!」
途端に腰をつかんで容赦なく揺さぶられ、戸惑いと快感で、思考が吹き飛ぶ。
「熱いな。君の中も外も、何もかもが……」
熱っぽい声にゾクゾクする。
突き上げられ、抉られ、かき回され、もう何もかもがぐちゃぐちゃで限界だった。