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【血界戦線】番頭さんに珈琲を

第3章 開き直られました


※R15







 足の間に手を差し入れられ、濡れた秘部をゆっくりと愛撫される。

「やめ、て……やだぁ……!」
「大丈夫。怖くない、怖くない」

 こちらが半ばパニックを起こしていても、スティーブンさんは極めて手慣れている風。
 キスをし睦言をささやきながらも、愛撫を進める。

「ハルカ。僕がどこを触っているか分かる? 女の子が一番、気持ちが良くなる場所。
 ほら、こんなに濡れて反応して、僕が触るとヒクヒク言っている。分かる?」
「わから、ない、です……!」
「はは。じゃあ、これはどう?」
「……っ! や、やだ、強く、しないで……!」
「足が反ってるぞ。そんなに良かった?」
「わ、わから、な……!」
 本当は分かる。触れられるとジンジンした感覚が頭のてっぺんから、つまさきまで走って行く。

「感じやすいんだな、ハルカは。それとも僕がお相手だからって、うぬぼれていいのかな?」
「そんなの……しらな、い……」

 シーツをつかみ、はぁはぁと、だらしなくあえぐ。
 本当は身体をかばって丸くなりたい。それくらい、嫌だし怖いし恥ずかしいけど、警戒しすぎの面倒くさい処女って、思われたくない。

 やっぱり……嫌われたくない。

 そして、たっぷりとあえいだ私を見下ろし、スティーブンさんは、

「ハルカ。そろそろ、準備に入るよ」
「……へ……?」

 準備って? 今ので十分、準備なんじゃないの?
 スティーブさんは私の表情を読み取ったのか、笑う。
「うん。僕も急ぎたいけどね。初めてだから君を傷つけないように、慎重に行きたいんだ」
「……は、はい……」
 半分意味が分からず、涙目でうなずいた。

 …………

「……ん……んぅ……」
 歯を食いしばり、シーツにしがみつく。
「ハルカ。痛い?」
 私の足を抱え、表情を観察しながら、スティーブンさんは聞いてくる。
 私の奥深い場所に、ゆっくりと指を沈めながら。
「い、痛くない、です、けど……」
 それは本当だ。じっくり濡らされたのが潤滑剤になって、痛みはなかった。
 ただ異物感というか、圧迫感というか、違和感はあった。
「いい子だね。指、増やすから痛かったら言って」
「はい……ん……っ……」
「いい子、いい子。ゆっくり呼吸をして。息を止めない」

 言われた通りにするので精一杯だった。

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