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『兄妹ごっこ』はお終いです!!

第1章 駆け込み乗車は大迷惑


 
 もう『兄妹ごっこ』はお終いにしよう。

 そう決意したのは今から約2時間前。
 卒業旅行の為に買っていた大きめのバッグに必要最低限の物を詰め込み、終電に乗り込むにはナイスなタイミングだった。
 あと数分決意するのが遅かったら、絶対にこの街を出れなかった・・・。と、荒ぶる鼓動と乱れる呼吸を沈めながら、私は椅子にもたれつつ、拳を挙げた。
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