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君を奪うのは…【R18】

第3章 監禁生活の始まり


ガチャ―――――


「今、帰ったよ愛しの奥さん」


「っ…」


紗耶は目が覚め体を起き上がらせようとした


「おっと…大丈夫かい?」


男は紗耶を支え体を起こした


「電池が切れてしまったんだね。こんなに床をびちゃびちゃにして…」


「っ…ごめんなさい…」


「いいんだよ。それだけ君は感じる体なんだから…だから僕の体も癒してよ」


「え……」


「君には早く僕との子を孕んで欲しいんだ。それから子どもができたら君は何もしなくていいよ?この部屋で安静にしてくれれば、あとは使用人に任せればいい」


「誰…ですか…?」


「君には一度伝えたんだけどな…まぁいい。君は僕の奥さんになったんだ」


男は紗耶の目隠しをとる


「僕は黒崎詠人と言うんだ。」


「黒崎…?あの…黒崎財閥の…?あなたが?!」


「あぁ…まぁそうだよ。僕は君を始めて見た時から、君がずっと気になっててね?だから君にずっと会いたくて君の働くバイト先に行ってたんだよ」


目の前にいる黒崎と名乗る男はバイト先に来ていた常連客だった


「でも残念だよ。君、あの男と付き合ってないって言ったよね?だけど本当は付き合ってた」


「あ、あれは…」


「君は僕に嘘をついたんだよ。こんなにも僕が想っているのに…だから、君を僕のものにするには孕ませてしまえばいいと思ってね。だからこうして君を拘束してるんだ」


「そんな…」


「君が僕の元から逃げなければ、拘束もすべて外してあげる」


「いやぁ…!」


紗耶は立ち上がり扉の方へ走り出すも足枷がもつれ倒れる


「ダメじゃないか」


倒れた紗耶を黒崎は抱き抱え部屋のベッドへ寝かせた


「まだ君には拘束が必要みたいだね。それと、お仕置きも必要みたいだ」


「ひっ…ぅ…いや…だ」


「僕いうことを聞いて?そうすれば君には優雅な暮らしをさせてあげるから」


「っ…助けて…先輩…っ」


涙を流し拒む紗耶


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